(今回は旧ブログからの引っ越し記事です。加筆、画像追加もあります)
こんにちは!
日本海側で釣りをする人は、冬場になると海面を力なく漂っているハリセンボンを見たことがあると思います。
元気なハリセンボンのピコピコ泳ぐ姿はなかなかに愛嬌があるのですが、冬場はたも網で簡単に掬えるほど弱っています。
これは対馬海流にのって死滅回遊をするハリセンボンの宿命です。写真のように、膨らむ元気もなく、、、
今回、そんな死にかけのハリセンボンがたまたま釣れた?引っかかったのでハリセンボンの魔よけ提灯を作ってみます。
作り方
ハリセンボンを用意します。
台座を作って置き型にする人はお腹に、ぶら下げる人は背中側にに3センチほどの切れ込みを入れ、キッチンバサミを突っ込んで中身を切り刻みます。今回は台座に置こうと思いますのでお腹がわに切れ込みを入れています。
ハリセンボンの中身を図解すると舌の図のようになっています。ピンクのところが骨と肉があるところで、他は柔らかい内臓か、海水?空気が入っています。外観はぼてっとしていますが、内部はかなりスリムです。
内臓を除去したあと、指を皮と肉の間にいれて剥がします。この時、皮はすごく丈夫なので敗れることはないのですが、とにかく棘が刺さるので、気を付けて作業してください。
剥がした後は赤いラインのあたりをハサミでカットするか、頭骨は切れ込みからハサミを突っ込んで少しずつ切り刻んで取り出します。
慣れれば比較的簡単に中身が取り出せます。少しずつ中身をとりだし。各ヒレの付け根の骨、くちばし、目の膜だけ残すようにして全部中身を取り出します。ヒレはあまりギリギリを攻めすぎると乾かした後にひれがぽろっと取れたりするので、付け根のところはほどほどにします。
膨らます
中身を取り出したら中に風船を入れてふくらまします。
今回は小さなハリセンボンなので、水風船を入れて膨ら増しています。
この時ストローか何かでふくらませないと、ふくらますと同時にとげが立ちますので、顔に刺さります。風当たりのいい日陰に干します。ヒレが張り付いたり、いい位置にならないときは、クッキングペーパーなどで挟んでクリップで挟みヒレがピンっとなるように調整します。
背中側からはこんなかんじ
完成
天候にもよりますが(天気が良ければ一週間くらいで乾きます)、皮の部分を触ってかりっとした硬い手ごたえになったら風船を抜いて、追加で1週間くらい内部をよく乾かします。
しっかり乾いたら、仕上げにニスを塗って、100円均一で売ってる目玉張り付けて、出来上がり!
今回はお腹を切ったので台座に乗せます
意外と簡単にできるので、子供たちの工作にもいいですし、単純に趣味として作る価値はありますよ!
玄関先で魔除けとしても人気があります。
今回、使った台座はダイソーで売ってた7色に光るLEDの置物を採用したので当然ですが7色に光ります。
よかったら光るところの動画も見てください!
では!
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