igloo(イグルー)クーラーボックスの補修

DIY

こんにちは!ブログ管理者のひろよんです。

先日、車載用として愛用しているigloo(イグルー)のクーラーボックスの蓋のヒンジが壊れてしまいました。ちょうど釣行中だったので、帰りの足で魔界に寄ってクーラーを物色したんですが、、、
釣りメーカーのクーラーって重い、、、真空パネルとか高密度ウレタンとか空の状態で結構ずっしり。でもどうせ買うなら同じiglooのクーラーはなぁ、、、、、、でも重い。

15年くらい前に買ったけど車載専用で使ってたから外観は綺麗で捨てるのは忍びない、、、

と、いうわけで、今回はねじがねじ切れたiglooのクーラーの蓋ヒンジの補修に挑戦してみました。

iglooとは

イグルーは、全米でNo.1シェアを誇るクーラーボックスメーカーです。昔から高い保冷力と多くのバリエーションでアウトドアを楽しんでいる人には定評のあるクーラーメーカーです。
近年ではMAX COLDというigloo社の中でも最強に保冷力のある製品が人気のようで、わたくしももれなく購入しています。

壊れたところ

今回の修理品は、15年くらい前に購入した、iglooのLimited40です。
当時、アウトドアや食料品の買い出し用に車の常備用として買ったのですが、今ではMAX COLDにその座を奪われ、もっぱら筆者の釣り専用クーラーとして活躍しています。

この手のクーラーは、このiglooといい、コールマンといい、ヒンジが弱点です。蓋をちょっとこじっただけですぐ壊れます。大事に使っていたのですが、とうとう蓋が外れてしまいました。

蓋取り外し式になってしまいましたw

蓋取り外し式で使おうかとも考えましたが、やはり釣り用としては非常に不便です。
早速、故障状態を確認してみます。

筆者ののiglooはプラスチックが薄くなっているところで折り曲げするタイプのプラスチックヒンジではなく、今では交換パーツとしても見ないのですが、ハイブリッドといわれるものに近い丁番式のものが付いていて、今回はよくあるヒンジ切れではなく、、、、

このタイプのヒンジはなかなか丈夫で壊れないですね

ねじ穴がバカになっています、、、(´;ω;`)ウッ…

下側のネジ穴が完全にねじ切れています、、

下側のねじ穴が、、、ぽっかり、、、てこの原理で蓋を開け閉めするたびに、ねじ山がかけていったものと思います。これはパーツ交換では直せそうにありません、

修理方法

プラスチックのねじ山を舐めた場合、いくつかの修繕方法があるのですが、、

1.より太いねじを使って新たにねじ山を復活させる
2.強力な接着剤を使って接着
3.裏からナットや当て板を当てて挟み込んでねじ止めする
4.ねじの位置が異なるヒンジをつかったり、ヒンジ位置を変更して新たにねじ山を作る

等の方法がありますが、そもそも、2~3mmほどの厚みのプラスチックにネジ切っても、またおなじようにネジ山が舐めてしまうのが目に見えています。という事で1と4については却下

もう、15年も使ったから、接着剤でつけた上に、さらにねじ止めとも思ったのですが、ヒンジの下側の部分が当たるところはポリプロピレンかポリエチレンかなんだか素材がよくわかりません。
最近のコニシボンドのスーパーXとかは大体何でもくっつくのですが、、、

3に至ってはそもそも裏から当て板やナットを当てられるような形状をしていない、、、ってことで却下

さぁ、根本的な問題点を解決するためどうやって修繕しようか、、、

ナットリベットを思い出す

どうやって修繕しようかと思案しながら、工具箱をあさっていたら、ナットリベットが出てきました。
これだ!

買ったことすら忘れていた、めったに使わないナットリベット

ナットリベットとは

ナットリベットとは別名でブラインドナットとも呼ばれ、裏側に手や工具が入らない、裏側にナットや当て板を当てることができないような場所の薄板に片側からナットを取り付けることができる優れものです。マイナーな部材ですがかなり便利なアイテムです。
通常はナッターという専用工具でかしめるのですが、無ければボルトとナットをうまく使ってかしめることもできます。

写真のナッターがあれば簡単にナットリベットを装着できます。

こんな感じに修繕しました

幸い、僕の持っているリベッターはナッターにするための部品もついています。
ナッターに、ナットリベットを装着して

こんな感じ

ナッターのノズルにナットリベット装着

で、クーラー側に下穴をあけて

ナットリベットをかしめるとこんな感じ

うまく、かしめることができました!

これを全部のねじ穴に加工して、ヒンジをステンレスのねじで固定。

電食の対策

このクーラーの主用途は釣り用です。当然ですが、海水を被ることもあります。
今回は家にあったアルミのナットリベットを利用し、ねじにはステンレスのものを利用しました。

ところが、異種金属を接合すると、電食という反応が起こります。これは腐食しやすい金属(イオン化傾向が強い)と腐食しにくい金属(イオン化傾向が弱い)金属を組み合わせると、それが一種の電池のようになって腐食をおこしやすくなります。さらに、海水がかかってしまうと、完全に電池になってしまいます。そのためふつうは異種金属の接合は避けます。

今回ナットリベットのアルミはイオン化傾向が強く、電位が低くて錆びやすい金属。
逆にステンレスは電位が高くて錆びにくい金属、さらに海水を被ってしまうので、一番ダメな組み合わせで、アルミ側に腐食が発生します。

しかし今回はナットリベット側がアルミなのでこいつが腐食したら取り換えがちょっと面倒です。
写真はないのですがリベット周辺にコーキング剤をたっぷり塗って対策をします。

完成!

で完成!持った感じ、リベットとコーキングでガチガチに固まっているので、以前の頼りない感じから比べ、堅牢さが使わってきます。これで、あと数年は何とか使えそうです。

かなり頑丈な感じに補修できました。

でやっぱり気になるのは、この色です。
ブルーというのは別に嫌いな色ではないのだけど、今やホムセンの安いクーラーによく使われている色。
そして、この青は日差しを浴びてキンキンに熱くなりやがるんです。
そりゃあ氷もすぐ解けるわ。塗り直しも考えたけど、どのみち剥げるし、、

そのうち時間を見つけてクーラーカバーを作ってみたいと思います。

では!

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