ドラグメンテナンスについて

ツール・メンテナンス

こんにちは!ブログ管理者のひろよんです!

この春、エギングに行ったときにアオリイカがエギに乗ったまではよかったのですが、、、ドラグがギギギギギ、、、ギィギィギィ、、、って安定して出ていかない、、、💦

その日はドラグ調整をこまめにして対応しましたが、いつもこんな精神を擦り減らすような釣りはしんどいのと、同行者の勧めもあって、ドラグメンテナンスに挑戦してみました。

今回は私がおこなったスピニングリールのドラグメンテナンスについて調べた事を書いていこうと思います。

ドラグとは

釣りに使う殆どのスピニングリールはにドラグという機構がついています。これは一定以上の力がかかるとスプール(糸巻き部)を逆転させて、ラインを送り出し、ラインや結束の強度以上の引きに対して切られないようにするためのリールの機能です。
釣りではロッドのしなりと、このドラグによってラインの強度を上回る大物も、釣りあげることができます。
一般にスピニングリールではスプールの前側にドラグの強さを調節するつまみがついています。

当然、太いラインを使うことでも大物をキャッチできるのですが、軽量のジグヘッドを使った釣りでは「自然な動き」が、ルアーやジグでは、太いほど潮のあたりが強く思うように操作できないため「操作性を高める」ためにも必要以上に太いラインを使わないことがだいじになります、そして不意の大物に対応するためドラグ設定が重要になってくるのですが、普段メンテナンスができていないドラグではこのドラグ設定ができなかったり、シビアになってしまいます。

ドラグメンテナンスのタイミング

ドラグメンテナンスの大切さは分かっていても、どのタイミングメンテナンスすればいいのか?
徐々に劣化してくるドラグではそのタイミングが難しいと思います。
そのため下記のタイミングでメンテナンスすればよいのではと思います。
1.シーズン初め
2.ドラグが出たりでなかったりする場合。
3.ドラグがギギッ、ぎっぎぎ、って感じで安定してでない場合。
4.ドラグが出だすと一気に緩んだようになって一気に出る場合

そのほか、ドラグ内に水が入った場合(雨の日の釣行や水中に落した時など)
基本はシーズンイン前にドラグのメンテをしていれば問題ないと思います。

ドラグメンテナンスの注意

ドラグメンテナンスをする場合、メンテナンスの前後で大きくドラグ特性が変わることがあります。
特に、純正品以外のドラググリスを利用した場合は全く別物になっていると思います。
メンテナンス後は手でラインを引っ張たり、可能であればメンテナンス前後で秤などを使って動きの違いを確認することをお勧めします。

ドラグメンテナンスに必要な道具

道具

道具:ピンセット、プラスチックか金属のカップ
消耗品:パーツクリーナー、綿棒、キッチンペーパー、ドラググリス(※次項参考)

今回はシマノ メンテナンス用ドラググリスACE-0を使います

ドラググリス

ドラググリスはドラグの特性を決めるうえで最も重要な要素です。
極端に言うと、ドラグの性能は、その構造よりもドラググリスのほうに依存しているといっていいくらいです。
そのため、お店やネットでドラググリスを調べると純正グリス以外に、多くのサードパーティの製品と種類があり、初めてだと何を選んでいいのかわからないと思います。

ダイワドラググリス

ダイワの純正ドラググリスですが、手持ちのスピニングリールが、どのドラグなのか調べます。
ダイワのスピニングリールの場合、ちょっと前の機種の場合はUTDといわれるドラグが、また、最近のほとんどの機種ではATDといわれるドラグが搭載されています。
ダイワの場合、UTD用のメンテナンス用ドラググリスは純正品が販売されていますが、ATD用のドラググリスはメンテナンス用に単体では販売しておらず、ドラグワッシャーに塗布済みのものを購入する必要があります。そのため、塗布済みワッシャーを購入するか(1枚500円くらい)、他社のドラググリスを使うことになります。
もちろんUTD用のグリスや他社品をつかった場合、ATDの特性はなくなり、使用したグリスの特性を強くだすドラグの効き具合になります。

シマノドラググリス

シマノドラググリスはメンテナンス用として汎用スピニングフェルトドラグ用としてACE-0 型番の最後にSWが付く大型のSWスピニングリールのドラグワッシャー用のDG-1を販売しています。シマノのドラグは基本性能が良いと思いますので、特別な理由がない場合は純正ドラググリスで問題ないと思います。

サードパーティの製品

純正ドラググリスで不満がある場合、サードパーティ製のグリスもなかなか高性能なものが多いので色々試していいかと思います。
有名なところでは、シロクマグリス、サーティーフォー メタグリス、MTCWドラググリスがありますが、私は使ったことがないので、ここでは特に記載しません。

ドラググリスの交換方法

ドラググリスの交換は、すごく敷居が高いようですが、実際に交換してみると、とても簡単です。
今回は、ダイワの20レブロスのドラググリスを交換しようと思います。
この機種は2020年発売のダイワのATDを搭載した機種なのですが、グリス塗布済みのドラグワッシャーは1枚500円と高く、これを3枚使用するため、すべてのATDのリールにワッシャーを買っているとお財布が大変です。ATDの特性として、ダイワの説明を読むと、「ラインの放出が速いほどドラグ力が増す」らいしのですが、個人的には比較的均一にドラグ力が掛かる安定したドラグが好きなので、今回はシマノ純正オイルに変更していきます。

ドラグの分解

まずはドラグを分解します。スピニングリールの場合はスプール内部にドラグがあります。
ドラグ上部の固定用のリングを飛ばさないよう気を付けてピンセットで外します。

各パーツの順番や裏表が分からなくならないように、トレイやキッチンペーパーの上に並べて、特にフェルト素材で作られたドラグワッシャーが破れないよう丁寧に分解します。

順番や裏表を間違えないよう分解したドラグの部品は並べて置く

スプールの清掃とドラグワッシャーの洗浄

ドラグを分解したスプールの内部は古いドラググリスが残っているので綿棒で清掃します。

次にドラグワッシャー洗浄します。容器にパーツクリーナーとドラグワッシャーを入れて軽くゆすってから、キッチンペーパーで挟んで押さえ古いドラググリスを洗い流します。これを2~3回程度繰り返します。
特に、ドラググリスを他のメーカー品に変える場合には、残らないよう念入りに洗浄します。

ドラググリスを塗布

ドラグワッシャーを破らないように裏表にドラググリスを塗布します。表面だけでなく内部にもしっかりしみ込むよう指で挟んで全体に均一になじませます。塗布しすぎた場合はキッチンペーパーで軽く挟んで取り除いておきます。

ドラグを組み上げて完成

全てのドラグワッシャーにドラググリスを塗布したら、もとあったようにドラグを組み上げます。ドラグワッシャーに皺が寄ったり、破れたりしないよう、ここでも丁寧に組付けて完成です。

最後に

不意の大物もちゃんとしたドラグのメンテナンスと調整ができているとドラグは魚の体力を効率的に奪い、釣り人に主導権を渡します。釣りを長くしている人ほど、その恩恵や安心感を感じているはずです。
釣行前に一度、ドラグのメンテナンスをして、大物を釣り上げましょう!

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